ローヤルゼリー特有の成分ビオプテリンの特徴

補酵素として重要な働きをするビオプテリン

優れた健康食品として知られるローヤルゼリーには、「R物質」と呼ばれる特有の成分が豊富に含まれています。そのうちの一つがビオプテリンです。
聞きなれない成分ですが、私たちの体内で生合成される補酵素(※1)の一つで、脳や肝臓に多く存在しています。
ビオプテリンはアミノ酸であるフェニルアラニンの代謝を助けるほか、神経伝達物質(※2)を作るために欠かせない成分です。
ミツバチの世界でビオプテリンは、女王蜂を育てる成長因子の一つと考えられています。デセン酸など他のR物質とともにその働きが注目されています。

(※1)酵素の働きを助ける成分。
(※2)興奮または沈静の情報を他の神経細胞に届ける物質。

ビオプテリンの働き

ビオプテリンは私たちの体内で生合成される補酵素の一つです。脳の松果体や肝臓に多く存在しています。

フェニルアラニンの代謝を助ける

肝臓内のビオプテリンは、補酵素としてアミノ酸であるフェニルアラニンの代謝を助ける重要な役目を担っています。
フェニルアラニンは体内で合成できない必須アミノ酸です。体を動かすエネルギー源として利用されるほか、たんぱく質の合成を促したり、中枢神経系を制御する働きがあります。

神経伝達物質の合成を助ける

脳内のビオプテリンは、神経伝達物質であるドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニンなどの合成に深く関与しています。特にドーパミンとセロトニンはビオプテリンなしでは合成できません。
ビオプテリンが欠乏すると、これらの物質がスムーズに合成されなくなります。感情のコントロールが難しくなるほか、運動機能やホルモン分泌にも影響が現れます。
意欲や快感を生み出すドーパミンが不足すると「パーキンソン病」の原因になります。幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンが不足すると、ストレスに対処できなくなり「うつ病」などの原因になります。
ローヤルゼリーからビオプテリンを摂ることで、これらの病気の予防に繋がる可能性があります。

血管の拡張を促す

ビオプテリンは血管の拡張を促す一酸化窒素の生合成に関係しています。ビオプテリンを摂ると血管が拡張されて、血液の循環が促される可能性があります。

女王蜂を育てる成長因子

ミツバチの世界でローヤルゼリーに含まれるビオプテリンは、幼虫の成長を促す重要な物質である可能性があります。ビオプテリンが幼虫から女王蜂になるか働き蜂になるかを決定づけているという説があります。
このためデセン酸などの他のR物質とともに注目されています。しかし、研究が進んでいるとは言えないのが現状です。
ミツバチの幼虫の体内で起こる成長促進作用が、人間の体内でも起こるのかなどは全く分かっておらず、未解明な部分が多く残されています。

食品からの摂取で得られる効果は未知数

ローヤルゼリーのみからの摂取では目立った効果は期待できない

ビオプテリンは補酵素として重要な働きを担っていて、健康維持に欠かせない成分です。とはいえローヤルゼリーには微量しか含まれていません。
ローヤルゼリーのみから十分な効果を期待できるほどの量を摂るのは困難です。またローヤルゼリーに含まれるビオプテリンは生理機能に対する作用が弱いという指摘があります。
つまりビオプテリンの効果を得るためには、ローヤルゼリーのみからの摂取では不十分ということです。

ビオプテリンはローヤルゼリー以外の食品からも摂ることができる

ビオプテリンを含む食品はローヤルゼリーだけではありません。はちみつ、牛乳、レバーなどにも比較的多く含まれています。
ビオプテリンの効果を期待する方は、これらの食品と一緒に摂ると良いでしょう。ただしビオプテリンを食品から摂ることで得られる効果については解明されていません。
あくまで「有用ではないか」という仮定をもとに研究が進められている段階です。とはいえ食品からビオプテリンを摂って副作用が起きたという報告はなく、体に害を及ぼす成分ではありません。興味がある方は摂取を検討すると良いでしょう。

関連記事:ローヤルゼリーに含まれるビオプテリン

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